3月, 2012

おすすめDVD

最近、観てよかったDVDです。

■「ありあまるごちそう」(フランス)
現在、世界中に広がる食べ物の実態を描いています。
フランスらしい映像のドキュメンタリー作品。
残酷シーンは少なく、素朴な思いが伝わってきます。
食べ物の「おいしさ」よりも「低価格・儲け」を
追い求める巨大企業と消費者の存在が豊かな自然の
サイクルを破壊し、資源を枯渇させている状況を描いています。

■「放射性廃棄物〜終わらない悪夢〜」(ドイツ・フランス)
原子力発電に伴って、必ず発生する放射性廃棄物の問題。
その廃棄物がどのように処理され、どこへ運ばれてゆくのか…。
カメラが国境を越え、シベリアまで追いかけてゆきます。
「安全」という言葉を繰り返す政府と電力会社。
増え続ける放射性廃棄物は海洋投棄が禁止された今でも
海、大気へ放出され続けている現状を描いたドキュメンタリー。

■「10,0000万年後の安全」(フィンランド)
10万年後まで危険な負の遺産=放射性廃棄物を地下深くに埋めて、
未来永劫人類が近づかないようにするにはどうしたら良いのか…。
決して暴かれることがないようにと願い、眠っていた古代文明が
好奇心溢れる考古学者たちによって解明されていったように、
放射性廃棄物がいつ地上に掘り出されてしまうか分からない未来への恐怖。
コンクリートに閉ざされた空間が10万年以上安全であることを
誰にも保障することが出来ない…。放射性廃棄物の最終処理について
描いたドキュメンタリー。

話題作「フードインク」

映画「いのちの食べ方」「未来の食卓」が話題になりましたが
最新作の「フードインク」は非常に衝撃的で、
現代の食べ物への警告メッセージがダイレクトに伝わってきました。

O157の原因が、とうもろこしにあったなんて、知りませんでした。
牛に牧草を与えずに、遺伝子組み換えとうもろこしを与え続けると
胃のなかで突然変異を起こし、O157が発生してしまうそうです。

大量生産、工業生産、農薬漬けの食べ物は、金儲け中心の
経済優先、効率主義が根底にあります。
世界中に多くの犠牲を生み出すシステムではなく、
農薬を使わない昔ながらの農法、ストレスをかけない飼育、
土の力に応じた少量生産が本来の食べ物の姿だと思います。

この3本はおすすめです。
「いのちの食べ方」はナレーションなし映像のみですが
それがかえって不気味で、食肉工場の牛の屠殺シーン、
豚の悲痛な叫び声が今も耳から離れません。

「未来の食卓」はフランスのバルジャック村が舞台の映画で
農薬中心だった農業から有機農業に転換し、子供たちの食育授業、
オーガニック給食を通じて、地域全体が活性化し、
人間らしい健康な生活を取り戻してゆくドキュメンタリーです。

  

原発はいらない

私は書籍が大好きなので、読み出すと時間を忘れて
何時間でも没頭してしまいます。

特にきれいな写真に惹かれてしまうので本屋さんで
「ここからここまで買い占めてしまいたい」
なんて思うこともしばしば。まあ、そんなことは無理なので、
毎週、図書館通いを続けています。

鎌倉市では一人12冊まで借りられるので、二人分で
24冊を借りられるのが、密かなたのしみです。

地震や防災の関連の本を読み終え、最近は原発の本を読んでいます。
災害があった後なので、本の順番待ちが結構あって、すぐに
手元に届かないのが図書館の悩みですが、やはり無料はありがたいです。

この「原発はいらない」は内容が分かりやすく、
原発が抱える問題点が浮き彫りになっているのでおすすめです。

赤ちゃんの前世・体内記憶

出産予定の病院が主催する「22世紀のお産を考えるシンポジウム」

が鎌倉芸術館で開かれ、出席してきました。

家から歩いてゆけるところに、こんなに立派なホールがあるなんて

とても恵まれているなあと感じます。

鎌倉芸術館はあの「大船松竹撮影所」跡地に建てられました。

ここは毎年2回行われるクラシック音楽の祭典「ゾリステンコンサート」

で司会進行役を務めた思い出のホールでもあります。

赤ちゃんのお祝いに絵本を2冊、別々の方から頂いたのですが、

偶然にもどちらも「産婦人科 池川 明」先生の本で、本の内容に

とても惹かれて、池川先生にお会いしてみたいと思っていたら、

ゲストになんと、池川明先生がいらっしゃったのです。

赤ちゃんには前世記憶、体内記憶があるようなのです。

ない方が不思議な気がしていたので、お話を夢中になって聞きました。

この絵本は実際の子供たちから聞き取った内容を元に作られています。

すごく心あたたまる内容の本です。