3月 25th, 2012

メインの森をめざして

「メインの森をめざして」加藤則芳 著(平凡社)
アパラチアン・トレイル3500キロを歩く

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2006年12月に東京ビックサイトで開催された「エコプロダクツ2006」

初のアウトドアエリア「アウトドアランド」で司会を担当した時に

ゲストにお迎えしたのが加藤則芳さん(バックパッカー/作家)でした。

この本は、世界中のバックパッカーの憧れの地:

アパラチアントレイル3500キロを一人で歩いた時の旅行記です。

最近、朝日新聞に連載された加藤さんの記事を読んで、

加藤さんが2010年に難病ALSとなったことを知りました。

歩くこともままならない状態となった加藤さんを仲間が背負い、

再びトレイルに出かけたことが書かかれていました。

著書のあとがきには、

「本書が、本格的なドキュメンタリーとしては最後の紀行文となります」

と記されていました。

加藤さんの優しい口調を思い浮かべながら読みました。

自然を心から愛する加藤さんの思いがこの本に込められています。