母乳トラブル

順調だったのは最初の2週間だけで、
3週目からゴルフボールのようなしこりが出来て、
乳房が熱をもってカチカチに腫れ上がり、
青筋もはいり、痛くて腕が上がらなくなってしまいました。

これは乳腺炎の一歩手前の状態。
産婦人科では、最初から母乳の出がよかったこともあり、

「赤ちゃんが欲しがったら何回でも母乳をあげてください」
と言われただけで、詳しく片側は何分までとか、
乳腺炎の予防法をなにも教えてもらえないまま
(ミルクや哺乳瓶についての知識もないまま)退院となり、
不安から夫婦二人して育児ノイローゼ気味でした。

龍聖くんはアゴの力が強く、上手に吸えるのですが、
スタミナがあるので何時間でも吸い続けていられます。

産後二日目、母乳を6時間も連続で吸い続けたので、
へとへとになり、
「こんなに長時間吸っていてもいいんですか?」
と助産師さんに質問してみたら、

「赤ちゃんが欲しがるだけあげてください。
 6時間吸っていても全然かまわないです」

と言われたので、連続4〜5時間授乳が当たり前になり、
乳首がヒリヒリして、皮が剥けてきてしまいました。

しあわせを感じるはずの授乳が苦痛な時間に…。

両親ともお宮参りなど節目の時しか会わないので
母乳に関する疑問を誰にも教えてもらえず、
どうしたらよいのかわからずに、何冊も本を買って読みました。

「モチ米が母乳の出を良くする」
と本に書いてあったので、お赤飯やおしるこ、きな粉餅を
意識してたくさん食べて、乳腺を詰まらせてしまったり、
(後で他の本で知ったのですが、モチ米を食べると母乳の
 供給力が増えてかえって詰まりやすくなるのだそうです)

古い時代の考え方と現代では栄養状態が違っているので
当てはまらなくて、悪化させてしまったのです。

「乳首は消毒するといいのよ」とご近所おばさんに
アドバイスされて、毎回、洗浄綿で拭いていたら、
皮膚の亀裂を生んでしまう原因になってしまったり、

「抱っこしていると抱き癖がつくから」
と言われたり、(昔はそう言われていたけれど
実はそうではなく、たくさん抱っこしてあげた方が
赤ちゃんの情緒が安定する)

正しい情報が伝承されていないんだな、と
いうことがわかりました。

チーズパスタを食べた日は最悪で、
一発で乳腺が詰まって、腫れ上がってしまいました。
以来、乳製品、肉類、糖類は控えるようにしています。

Usami Fusako posted at 2012-10-1 Category: 未分類