話題作「フードインク」

映画「いのちの食べ方」「未来の食卓」が話題になりましたが
最新作の「フードインク」は非常に衝撃的で、
現代の食べ物への警告メッセージがダイレクトに伝わってきました。

O157の原因が、とうもろこしにあったなんて、知りませんでした。
牛に牧草を与えずに、遺伝子組み換えとうもろこしを与え続けると
胃のなかで突然変異を起こし、O157が発生してしまうそうです。

大量生産、工業生産、農薬漬けの食べ物は、金儲け中心の
経済優先、効率主義が根底にあります。
世界中に多くの犠牲を生み出すシステムではなく、
農薬を使わない昔ながらの農法、ストレスをかけない飼育、
土の力に応じた少量生産が本来の食べ物の姿だと思います。

この3本はおすすめです。
「いのちの食べ方」はナレーションなし映像のみですが
それがかえって不気味で、食肉工場の牛の屠殺シーン、
豚の悲痛な叫び声が今も耳から離れません。

「未来の食卓」はフランスのバルジャック村が舞台の映画で
農薬中心だった農業から有機農業に転換し、子供たちの食育授業、
オーガニック給食を通じて、地域全体が活性化し、
人間らしい健康な生活を取り戻してゆくドキュメンタリーです。

  

Usami Fusako posted at 2012-3-5 Category: 未分類