後遺症に悩まされて
ここ数日、梅雨の空が続いています。
この時期になると毎年、悩まされるのが事故の後遺症です。
夫のみずきくんは4年前のレースで
ゴール直前の時速70キロ近い状態で転倒し、頭と背中を強く打ちました。
その時に、脊髄と頸椎を損傷し、脳も損傷しました。
そして今も高次脳機能障害と左脚感覚麻痺という障害を抱えています。
左脚にギプスをはめていますが、麻痺の影響で足首が内側に曲がってしまい
杖を使っても足が痛くなるので、ほとんど歩かない生活になっていました。
立っていても、徐々に足が腫れてきて、熱を持ってくるので
家にいるときはソファやベットで休み休みパン・ケーキ作業をしています。
しかし、全く歩かなくなると筋力が落ちてしまい
心臓(スポーツ心臓なので)に負担がかかってよくないと
お医者さんから注意されたので、先月から二人で歩く練習をはじめました。
お医者さんからは特に自転車を奨められました。
みずき君は昨年7月までプロの競輪選手だったので
自転車に対する思いは人一倍あると思います。
事故以来、自転車に触れることはなかったので
恐る恐る自転車に乗ってみました。
そこは、さすが競輪選手。
自転車のペダルを漕ぐことを体は覚えているのです。
そのことが眠っていた希望を蘇らせ
パラリンピックに挑戦してみたいという気持ちが生まれました。
折りたたみ自転車にしか乗れていないので
競技が出来るようになるかは分かりませんが
挑戦してみたいと思える気持ちが素晴らしいと思います。