3月 10th, 2012

おすすめDVD

最近、観てよかったDVDです。

■「ありあまるごちそう」(フランス)
現在、世界中に広がる食べ物の実態を描いています。
フランスらしい映像のドキュメンタリー作品。
残酷シーンは少なく、素朴な思いが伝わってきます。
食べ物の「おいしさ」よりも「低価格・儲け」を
追い求める巨大企業と消費者の存在が豊かな自然の
サイクルを破壊し、資源を枯渇させている状況を描いています。

■「放射性廃棄物〜終わらない悪夢〜」(ドイツ・フランス)
原子力発電に伴って、必ず発生する放射性廃棄物の問題。
その廃棄物がどのように処理され、どこへ運ばれてゆくのか…。
カメラが国境を越え、シベリアまで追いかけてゆきます。
「安全」という言葉を繰り返す政府と電力会社。
増え続ける放射性廃棄物は海洋投棄が禁止された今でも
海、大気へ放出され続けている現状を描いたドキュメンタリー。

■「10,0000万年後の安全」(フィンランド)
10万年後まで危険な負の遺産=放射性廃棄物を地下深くに埋めて、
未来永劫人類が近づかないようにするにはどうしたら良いのか…。
決して暴かれることがないようにと願い、眠っていた古代文明が
好奇心溢れる考古学者たちによって解明されていったように、
放射性廃棄物がいつ地上に掘り出されてしまうか分からない未来への恐怖。
コンクリートに閉ざされた空間が10万年以上安全であることを
誰にも保障することが出来ない…。放射性廃棄物の最終処理について
描いたドキュメンタリー。