3月 21st, 2012

「ミツバチの羽音と地球の回転」

映画「ミツバチの羽音と地球の回転」を観てきました。

上映後に、鎌仲ひとみ監督によるトークショーが
あったので、楽しみにして藤沢に出かけました。

この映画では、瀬戸内海に浮かぶ小さな島:祝島で
上関原発に29年間反対し続け、島で自然と共に暮らす人々、
スエーデンでエネルギー自立に取り組む人々が描かれています。

29年間という時間が経ち、おじいちゃん、おばあちゃんと
なっても、祝島の自然、瀬戸内海の海を守りたいという思いは
変わらずに、農作業、漁業を続けながら闘い続けている。

その人たちが発する言葉のひとつひとつから
心からの切なる願いが伝わってきました。

船の上での、電力会社の心ない発言、
許可なく強行される暴挙の数々。

何度も傷つけられ、住民同士の断絶を生み、
混乱させられてきた祝島の人々は、

誠意ある話し合いを求めても、一度もその場を設けて
もらえることなく、ずっと裏切られ続けてきました。

祝島の人々と電力会社、経済産業省とのやりとりを
初めて目の当たりにして、涙がぼろぼろとこぼれて、
悲しく、どうしようもない気持ちになりました。

あまりに酷い実情に、
「これって、本当のことなの?なんでこんなことが
まかり通るの?信じられない…」
という、脱力感に襲われました。

●「ミツバチの羽音と地球の回転」HP
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「プロメテウスの罠」

ついに「プロメテウスの罠」が発売されました。

昨年10月から朝日新聞で連載がスタートした
この「プロメテウスの罠」。
原発の実態をえぐる生々しい内容に大きな衝撃を受けました。

「まさか?こんなことが…?!」
と朝刊を広げる度に、新聞に向かって、ひとりで怒っていました。

この記事は、実際の発言、正確な証言に基づいて、
複数の朝日新聞の記者がまとめあげたルポです。

文章を読む度に、
「これは本当なんだろうか?なぜこんなことが許されるの?」
という激しい怒りがこみ上げてきます。

朝日新聞をとっていない方はこの本を読まれてみてください。
信じられないようなことが描かれています。

マザー・テレサ

マザー・テレサ。

名前は何度となく耳にしていましたが
お恥ずかしながら何となく知っている程度で
自叙伝や映画を観たことがありませんでした。

図書館にゆくと、目の高さに置いてあった
「マザーテレサ」DVDに吸い寄せられていました。

主演はオリビアハッセー。
年齢を重ねた神々しい輝きを放っていました。

はじまりから、マザーテレサを目にするだけで
涙が出てきて、ついに最後まで泣きっぱなしでした。

マザーテレサのまっすぐな思いが心に響き、
心が激しく揺さぶられました。